母として認める訳にゃいかん

麻雀牌が欲しい。「へ?」お腹減った。「朝飯?今作るから」ふりかけ。「勿論。ちゃんと玉子味、買ってあっから」「パン?さっきは米と…」誤解。「もー!ぶつくさ呟くと作らんよ!?」「悪影響じゃん、子供が持つ物じゃないわ」

うぅ、高校生よ?「尚更ね。絶対母親として認める訳にゃいかん」堅物。「好きに言えば?大体、道具だけあっても肝心のゲームは?誰が相手?」

YOU。「バカ言わんで頂戴。親子でするゲームじゃ」お願い。「却下」ちぇっ。「はぁ、そーいえば昔、パパが持ってた気も」本当?「さあね。記憶曖昧だけど」譲って。「本人へ頼んで頂戴。つーか、例えOK出ようが駄目」ぐぬぬ、そこまで自由を束縛?

「別に他の趣味は、好き勝手やればと思うけど。こりゃ容認出来ぬ」ふぅ分った。とりあえず、ご飯頂戴。あっ、カップ麺希望。

結局、世の中思い通りにいかぬ訳ね。「そーゆー事。我慢して頂戴な」